魂が覚えているご縁──私は、あなたに生かされています
母が他界したことを、大々的にお知らせすることはありませんでした。
けれど、不思議なほど、クライアントさんたちの優しいまなざしや、さりげない言葉の端々から、何かを“感じ取って”くださっているのがわかるのです。
「お母様、お元気?」と、何気ない問いかけに込められた、あたたかな波動。
事実をお伝えした瞬間、その場の空気が優しさで包まれるのを、私は何度も感じました。
人は言葉を交わさずとも、魂で共鳴し合える存在です。
それは、まさに本能のようなものであり、魂の奥底に刻まれた“記憶”が呼び覚まされる瞬間なのだと思います。
魂は、過去生で共に歩んだ誰かを忘れません。
現世で「初めまして」と出会っても、
「この人、なぜか懐かしい」
「この声、聞いたことがある気がする」
「この雰囲気、前にもあったような…」
そう感じたことがあるのなら、それは魂の記憶があなたにそっと囁いている証拠です。
私のもとを訪れてくださる方々の多くが、まさにそのような“魂の導き”でお越しになっていると、私は感じています。
偶然のように見える出会いも、実は必然。
でも、その必然がぴたりと交差する「今」という瞬間は、やっぱり奇跡だと思わずにはいられません。
私は日々、クライアントさんたちの深い想い、痛み、希望、愛――あらゆるエネルギーを受け取りながら、その魂の声を聴き、今必要なメッセージをお届けしています。
けれどそれは、一方通行ではありません。
むしろ、私はクライアントさんに生かされているのです。
皆さんが私を信じ、魂を委ね、今という時を分かち合ってくださることで、私は私として在ることができる。
その尊さに、心から感謝しています。
受け取ったメッセージに涙される姿、未来に向けて立ち上がる姿、過去の自分を優しく抱きしめる姿に、私は何度も勇気をもらってきました。
私が誰かの力になるのではなく、出会ってくださったあなた方に、私は支えられているのです。
どんなご縁も、偶然ではなく、必ず意味があります。
今、こうしてこの文章を読んでくださっているあなたも、例外ではありません。
あなたの魂の波動が、この言葉を、このご縁を、しっかりと引き寄せているのです。
それは、あなただからこそ引き寄せた必然の奇跡。
どうか、その美しい波動を信じて、これからもご自身の人生を大切に歩んでください。
出会ってくださり、本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。