最愛の人を失ったあなたへ届けたい、心をやわらげるメッセージ
あるクライアントさんは、イベントを総括する立場を担ったとき、大きなプレッシャーに苦しんでいました。
「どうやって出展者のメンバーをまとめたらいいのだろう?」
「集客をうまく進めるにはどうしたらいいのだろう?」
初めてのことばかりで、眠れぬ夜が続き、思考が止まってしまうほどでした。
そこで音叉ヒーリングを通じて、彼女はエネルギーを整え、本来の自分を取り戻していきました。まずは「自分がどうしたいのか?」を魂に問いかけるところから。
すると彼女はこう語ってくれました。
「嫌われるのが怖くて言いたいことが言えなかったけれど、勇気を出して自分のアイディアをシェアできました!」
その一歩は、まるで階段を一段ずつ上がっていくように、リーダーとしての成長につながりました。次第に仲間たちも協力し、集客も順調に進み、イベントは大盛況。定期的に開催されるほどの流れとなったのです。
持病を抱えているとは思えないほど、彼女は精力的に動いていました。
けれどもある朝、忙しい時間の合間にふと、彼女の存在がやわらかく降りてくるように感じられました。ほどなくして娘さんから「母が静かに旅立ちました」という知らせが届きました。その知らせには、ご家族にとっての深い別れの悲しみがある一方で、天使に迎えられて安らかに向こう側へ旅立ったという穏やかな光景が重なっていました。
私の心には「長い旅路をよく生き抜きましたね」「お疲れ様でした」という感謝と安堵の気持ちが湧き上がり、病から解放されて軽やかになる彼女の姿を思うと、悲しみだけでなくほっとするやさしさが混ざりました。
サロンで何度も見せてくださったその穏やかな笑顔は、会いに行ったときにも変わらずそこにありました。彼女と一緒に作成した動画を見返すと、まるで同じ世界で今も生きているかのように感じられ、私の記憶からは決して消えない大切な思い出として輝き続けています。
彼女の謙虚に学ぶ姿勢は、私自身にもたくさんの気づきを与えてくれました。娘さんとも時折、懐かしい話を交わしますが、不思議なことに「もう3年も経った」という実感はなく、今もなお共に生きているように感じられます。
──そう、あの世とこの世は分断されていないのです。
愛する人は、姿は見えなくても、確かに繋がっています。
私自身、8年前に主人を癌で亡くしました。今でもふとした瞬間に涙があふれてしまうことがあります。けれどその涙の奥に、胸をそっと温めてくれるような愛を感じることがあるのです。それは「見守ってくれているんだなぁ」と気づかせてくれるサイン。
深い悲しみは消えることはありませんが、不思議と感謝へと変わり、やさしい「ありがとう」のヴェールに包まれていきます。
だからこそ、あなたが今感じている涙や痛みも、決して無駄ではなく、やがて大切なつながりの証として心を支えてくれるはずです。
どうか、あなたも愛する人を思うとき、そのつながりを信じてみてください。
ただ思うだけで、あなたの心は光を帯び、あふれるエネルギーとなって、愛する人と響き合います。
目に見えなくても、愛は決して消えません。
そのつながりを胸に、今日もあなたの心に、静かな光が届きますように。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの大切な存在も、きっと今この瞬間も寄り添ってくれています。
どうか一人で抱え込まずに、私と一緒に、そして愛する人と共に歩んでいきましょう。