お盆の灯りとほおずきのやさしい意味 ~カマキリが運んだ再会のメッセージ~
お盆になりましたね。
この季節、あの世からご先祖様が帰ってくるとされています。
迎え火や提灯の灯りが、その道しるべとなり、
自然界の提灯と言われる「ほおずき」もまた、大切な目印になります。
中が空洞のほおずきには、魂が宿るとも言われていて、
そのひとつひとつに、やさしい想いが込められているようです。
先日、あるクライアントさんから「神ってる動画が撮れたんです!」と嬉しそうに見せていただいた映像がありました。
それはお墓の上でカマキリが、まるで「よう来たな〜!」とでも言うように、
軽やかなダンスを踊っているものでした。
その姿に、私は胸が熱くなりました。
亡くなった方々は、決して遠くにいるのではなく、
今も私たちと繋がっていて、あたたかく見守ってくれている——
そう感じさせてくれる瞬間でした。
グリーフケアを通して、私は日々、
「亡くなった方との関係が続いている」という実感が、
残された方の人生にも静かに変化をもたらしていくのを感じています。
悲しみは時に、誰にも言えず、胸の奥でじっと抱え込んでしまうもの。
でも、ひとりで苦しまないでください。
あなたの想いは、ちゃんと届いています。
手を合わせて、感謝を伝えるだけで、
その想いは周波数となって、
ちゃんと「ぴぴぴーっ」と届き、共鳴して、繋がっていくのです。
私も今夜は、お仏壇に家族の好物を並べて、
ビールで静かに乾杯しようと思います。
あの世もこの世も、いつだって、ひとつ。
想いがあれば、距離なんて超えていけるのです。