失って気づいた、当たり前という名の宝物― 家族と安心感が育んだ、私の波動の原点 ―
先日、私は実家を売却することになりました。
二階建てで、庭のある家。
小さな頃から、たくさんの思い出が詰まった、
「いつでも帰れる場所」でした。
その場所が、もう無くなってしまう。
そう思ったとき、胸の奥に、静かな寂しさが広がりました。
誰も住まなくなった家には、
いつの間にか雑草が生え、
時間が止まったような空気が流れていました。
人が暮らさなくなると、
家もエネルギーを失っていく――
そんな言葉の意味を、初めて実感した瞬間でした。
この日は、長年お世話になったご近所さんへ、
最後のご挨拶にも伺いました。
「もう、なかなか会えなくなるね…」
そう言いながら、
小さな頃から私を見守ってくださった方の目には、
涙が浮かんでいて、
私の胸にも、こみ上げる想いが溢れてきました。
――ああ、私はなんて幸せな環境で育ってきたんだろう。
改めて、そう感じたのです。
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当時の私は、
「波動」や「エネルギー」なんて言葉も知りませんでした。
けれど、
何が大切で、
どんな選択が心地いいのか。
自然と魂に問いかけながら、
生きてきたのだと思います。
家族と過ごす毎日。
守られているという安心感。
無条件に愛されている感覚。
それが永遠に続くものだと、
当たり前のように思っていました。
焦りも、不安も、ほとんど感じず、
自由に、のびのびと生きてこられたのは、
すべて両親と、周りの方々のおかげです。
今でも私は、
「無邪気ですね」と言っていただくことがあります。
それはきっと、
幼い頃から信頼され、
安心の中で育ててもらった証なのだと、
最近になってようやく気づきました。
この“安心感”こそが、
私の波動の土台だったのです。
特別な成功がなくても、
派手な出来事がなくても、
毎日が穏やかで、あたたかい。
そんな「普通の幸せ」は、
心と魂の周波数を、
最も安定させてくれます。
感謝・信頼・安心――
これらは、とても高く、
そして長く続くエネルギーだからです。
⸻
今、私は自分の子どもたちに、こう伝えています。
「生きていてくれるだけで、ママは幸せだよ」
そして、
「今はわからないかもしれないけれど、
“当たり前”は、とても儚いもの。
だからこそ、今を大切に楽しんで生きてほしい」
と。
失って初めて気づく幸せもあります。
でも、本当は――
失う前から、そこにあった光に気づけたとき、
人生の波動は、やさしく整い始めます。
実家との別れは、
寂しさと同時に、
私に大切なことを教えてくれました。
「幸せは、遠くに探すものじゃない」
「すでに、ここにあったんだよ」と。
今日も、あなたのそばにある
小さな安心。
ささやかな喜び。
静かなぬくもり。
それこそが、
あなたの魂を支えている“本当の幸せ”です。
あなたが歩いてきた道は、
すべて、光へ続いています。