幸せの種はいつもそばに──自然が教えてくれる満たされた生き方

幸せの種はいつもそばに──自然が教えてくれる満たされた生き方

風・光・声なき声に触れるとき、心の奥の豊かさが静かに目覚めていく

私たちは日々の忙しさの中で、つい「幸せ」を特別な出来事のように捉えてしまいがちです。けれど、自然のまなざしにそっと意識を向けると、実は私たちのまわりには“幸せの種”が無数に散りばめられていることに気づきます。まるで手のひらを広げるのを待っているかのように。

自然という存在は、こちらから心を開いて話しかけたときに、そっと応えてくれるもの。立ち止まって花に、「今日もきれいだね」と声をかけたり、樹木にそっと触れてみたりすると、音のない世界がやわらかく動き出します。風が枝葉をゆらし、光が足もとへ舞い降りて…まるで自然そのものがあなたにだけ語りかけてくれるような瞬間が訪れます。

大宮八幡宮のそばにある清涼殿の右手には、「幸福(しあわせ)撫でがえる」と呼ばれる大きな岩があります。私はお参りのたびにそこへ立ち寄り、岩にそっと頬を寄せるのが習慣になっています。冷たくて静かなその感触に触れると、胸の奥のざわつきがふっと静まり、まるで願いが言葉を使わずとも届いていくような安心感に包まれるのです。「ありがとう」とだけ小さな声で伝えると、心のバッテリーが充電されるように幸福感が満ちていきます。本当にありがたい場所です。

そして、朝のウォーキングが三日坊主にならず習慣になっているのは、「気持ちよさ」というシンプルな周波数が心を整えてくれるから。静かに座って瞑想するのも素敵ですが、私は風や光を感じながら歩くほうが無心になりやすいのです。都会の中でも小鳥のさえずりが響いてきて、虹が出る朝もありました。そんな小さな自然のギフトに触れるたび、「今ここ」にある幸せは、いつでも感じ取れると気づきます

どうかあなたも、日常の中にそっと隠れている幸せを感じてみてください。小さな喜びを大切に積み重ねていくと、それはやがて大きな幸せへと姿を変えていきます。普段は気づかない当たり前が失われた時、人はその価値の大きさに初めて気づきますが、気づく前に受け取ることも、もちろんできるのです。

あなたのそばでは、守護霊がいつもあたたかく見守っています。あなたが笑顔になるほど、その波紋は周りへ広がり、また新しい幸せを呼び込んでいきます。

幸せを感じる瞬間は、幸せをさらに引き寄せる周波数そのもの

あなたの心が今日もそっと満たされますように。

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