映し出す魂の本音──守護霊がくれた気づきのサイン
私たちは、日々無意識に選んでいるもの──服の色や形、そこに描かれた言葉でさえ、実は今の自分の“本当の状態”を映し出していることがあります。
それは、自分自身も気づかないうちに心の奥で感じていること、そして守護霊がそっと伝えようとしているメッセージでもあるのです。
ある日、セッションで出会ったクライアントさん。
選んでいたTシャツの文字は、「never break」。
「決して壊れない」──そんな力強い言葉です。
「自分はまだ大丈夫。もっと頑張れる」
「まだ壊れていないから、もっと動ける」
そうやって、自分自身を鼓舞するようにそのTシャツを選んだのだと話してくれました。
でも、その方のご相談内容はというと──
長引く疲れとストレス、睡眠不足に、心身の限界を感じ始めているとのこと。
「never break」という理想の言葉に自分を近づけようと頑張るあまり、実際の身体は悲鳴をあげていたのです。
守護霊からのメッセージはとても明確でした。
「まだ壊れていない」ではなく、「もう、ちゃんと休んであげて」
理想に向かって走ることも大切だけれど、いま必要なのは立ち止まって、自分の現実に気づくこと。
Tシャツの文字がそのギャップを伝えてくれていたのです。
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また、別のクライアントさんは、こうお話しされました。
「人が喜んでくれるのが嬉しいんです。だから忙しいのは仕方ない。それが自分にとっての喜びであり、幸せなんですよ」
その言葉には迷いがなく、むしろ誇らしげなほどでした。
でも、実際の生活を丁寧に聞いてみると、「休んでいるようで、実は休めていない」。
“与えることが自分の幸せ”と言いながらも、エネルギーは少しずつ削られているように感じました。
本当の「人を幸せにする力」は、自分がまず幸せであることから生まれます。
満たされたエネルギーが自然とあふれ出て、人を包み、癒す──それが真の循環。
彼女が選んだTシャツにはこう書かれていました。
「I need more space」(もっとスペースが必要)。
まるで魂が「もう少し自分のための時間が欲しい」と、心の奥からつぶやいているようでした。
守護霊からは、「まずは自分を幸せに。それから自然にまわりも幸せになる」と、何度もやさしく繰り返されていました。
おふたりとも、私からそのメッセージをお伝えすると、「ほんとだ…」とふっと笑顔になり、どこかホッとしたような表情に変わっていかれました。
守護霊からの言葉が、深く届いた瞬間でした。
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忙しさに追われていると、自分の“本当の感覚”を見失ってしまいます。
けれど、そんな時こそ、立ち止まって静かにまわりを見渡してみてください。
あなたが何気なく選んだ服の一枚にも、今のあなたに必要な気づきがそっと隠されているかもしれません。
本来の五感を取り戻すために、自然の中に行ってみるのもよいでしょう。
もし難しければ、自然の映像や写真でも構いません。
ただ、深く呼吸して、今この瞬間を感じること──それが、あなた自身を整える第一歩です。
最近、あなたはどんな時に「落ち着くなぁ」と感じますか?
そんな時間を、ちゃんと取れていますか?
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メッセージを受け取る鍵は、「リラックス」──深呼吸です。
自分自身を大切にし、守ってあげること。
それだけで、あなたのまわりに流れるエネルギーは、やさしく、確実に変化していきます。