私たちは光 ― 懐かしい記憶と今この瞬間のときめきから始まる未来
先日、自然に囲まれた山奥にある「うかい亭」で、心から楽しめる時間を過ごしました。
この日は特別なイベント「ホタル狩りコース」。懐石料理をじっくり味わった後、日本庭園でホタルを鑑賞するという、五感すべてが喜ぶようなひととき。
贅沢に2時間かけて、久しぶりに会う友人とおしゃべりしながらのコース料理。美しい器と一皿一皿に込められた丁寧な手仕事に、お腹も心も大満足でした。こういう時間は、本当に“今ここ”を味わう練習でもあります。
そして、そんな中で、友人のお子さん――私にとっても大切な存在――の言葉が心に深く残りました。
その男の子は小さな頃、やんちゃで愛らしい子で、私も3人で一緒に過ごした時間を今でも宝物のように覚えています。
そんな彼が、ある日ふとこう言ったのだそうです。
『僕は理梨香さんにどれくらい会っていないかなぁ。。。』
この言葉を聞いた瞬間、胸がキュンとして、思わず笑みがこぼれました。
今ではすっかり声変わりし、背も私を超えて大人びた雰囲気をまとっている彼。でも、私の中にはあの小さな手をひいて歩いた記憶がずっと残っていて、再会したときにはあの決まり文句を言いたいと思いました。
「大きくなったねー!」
これは、私の息子も親戚に久しぶりに会ったときに必ず言われる言葉。
子どもの成長には時間の速さが凝縮されていて、ふとした瞬間に「まるでタイムマシンに乗っているようだ」と感じさせられます。
懐かしい話をしながら、今の家族のこと、日々のことをシェアできる友がいること。
そんなたわいもない時間に、私は深い幸せを感じていました。
お食事のあとは、いよいよホタル鑑賞。
庭園のすべての照明が消され、静寂の中、真っ暗な空間にホタルの光だけが舞う神秘的な世界。
ベンチに腰掛け、ただじっとその幻想的な光を眺める――まるで時が止まったような20分間。
スタッフの方が私の手のひらにそっとホタルをのせてくれた瞬間、あのやさしい光に心がすっと溶けていくような感覚がありました。
「あ〜なんて幸せなんだろう」
その場にいた誰もが、自然と湧きあがる感謝の気持ちに包まれていました。
私たちは、言葉を交わさずとも、“光”を通して心で繋がることができる存在なのだと、改めて感じたのです。
そして、思い出されたのは、私が小さかった頃のこと。
夕暮れ時、遊び疲れて家に帰ろうとしたときに、ふと目の前に現れた一筋の光。
「わぁ、ホタルだ!」と興奮して、そっと手のひらに乗せて見つめていた、あのかけがえのない記憶。
ホタルの光は、今も昔も、私の心をやさしく照らしてくれます。
家に帰ってからも、その余韻はずっと残っていて、ふとこんな思いがこみ上げてきました。
私のこれまでの人生は、宝物ばかりの時間だったなぁ。ありがとう。
そして、今、改めて感じています。
私たちは光です。
この身体という“魂の乗り物”は、いつかは手放し、また光となってあの世へ還っていきます。
けれど、こうして地上に生きている“今”だからこそ味わえるときめきや感動があります。
一瞬一瞬を大切に生きること。それが、未来の波動をつくり出していく。
私たちがどんな周波数を持って“今”を過ごすかによって、未来の現実は変わっていきます。
だから私はクライアントさんにも、いつもこうお伝えしています。
『あなたは幸せになるために、地球に生まれてきたんですよ』
どうか、あなたも人生の中でたくさんの“ときめき”を受け取ってください。
そして、もっともっと幸せを望んでください。
あなたの光が、あなたの未来を創っていくのですから。