大切な存在がいなくなったあとも、愛の周波数は静かに残り続けています
大切な存在を失ったあと、
「もう会えない」
そう頭では分かっていても、
心だけが追いつかない。
そんな時間があります。
グリーフケアという言葉は、
“死別”だけではなく、
・大切な人との別れ
・ペットとのお別れ
・人生の大きな変化
・これまでの自分を失った感覚
など、
深い喪失を経験した時の心のケアを意味しています。
特に動物たちは、
言葉を超えた深いつながりで私たちを支えてくれていることがあります。
以前、友人の大切なワンちゃんが虹の橋を渡りました。
病弱な子だったため、
友人は長い間看病を続け、
「覚悟はしている」と話していました。
けれど実際にその時を迎えると、
まるでこの世の終わりのように悲しんでいました。
「私が支えていると思っていたけれど、
本当はずっと支えてもらっていたんだよね」
その言葉が今も心に残っています。
動物たちは、
ただ一緒にいるだけで、
人の心を癒し、
生きる力を静かに支えてくれているのだと思います。
だからこそ、
いなくなった時、
心の中に大きな空洞が生まれます。
現代では、
「早く元気にならなければ」
「前を向かなければ」
と言われることもあります。
ですが、
深い悲しみには、
無理に急がせてはいけない時間があります。
量子力学では、
この世界のすべては振動し、
固有の周波数を持っていると言われています。
人と人、
そして動物とのつながりも、
目には見えなくても、
波のように残り続けているのかもしれません。
友人も少しずつ、
「虹の橋を渡ったんだね」と受け入れていきました。
そして亡くなってから数ヶ月後、
そのワンちゃんとよく一緒に遊びに行っていた川へ、
久しぶりに一緒に行きました。
その帰り道、
友人が笑いながら、
「助手席から、あの子の匂いがするんだよね」
と話してくれました。
亡くなってからかなり時間が経っているのに、
ふと感じる懐かしい気配。
その表情を見た時、
私は「元気になって良かった」と感じました。
そしてその後、
車のスピードメーターの奥から、
一本の毛がふわっと出てきたのです。
偶然かもしれません。
けれど私はその瞬間、
「あぁ、今もそばにいるんだな」
そんな温かい感覚に包まれました。
悲しみは、
無理に消そうとしなくていい。
忘れようとしなくてもいい。
大切なのは、
“いない”という苦しみだけを見るのではなく、
「今も心の中につながっている」
という感覚を、
少しずつ受け取っていくことなのかもしれません。
姿は見えなくても、
一緒に見た景色や、
思い出の場所、
安心した空気感、
ぬくもり。
それらは周波数のように、
静かに心の中へ残り続けています。
今年の6月、
命日にまた友人と思い出の川へ行く予定です。
悲しみだけだった時間が、
今は「ありがとう」に少しずつ変わってきています。
亡くなってもなお感じる愛やつながり。
その優しい周波数に、
私自身も癒され続けていることに感謝しています。