自然の周波数が教えてくれること
人生が思うように進まない時、私たちはつい何とかしようとします。
もっと頑張らなければ。
もっと行動しなければ。
もっと人に会わなければ。
そうやって未来を変えようと必死になることがあります。
もちろん努力は大切です。
けれど、人生には努力だけでは動かない領域もあります。
むしろ、握りしめていたものを手放した時に流れが変わることがあるのです。
私自身にもそんな経験がありました。
まだ自宅サロンを始める前、私は異業種交流会によく参加していました。
朝6時から開催される会にも参加し、名刺を100枚ほど持って出掛けていました。
壇上に立ち、
「あなたの夢は何ですか?」
「どんなコンセプトで活動していますか?」
そんなテーマでプレゼンをすることもありました。
たくさんの方と名刺交換をしました。
けれど、今振り返ると機械的に名刺を交換し続けていたようにも思います。
その場では笑顔で会話をしていても、お互いの記憶に残らない。
交流会が終われば、誰が誰だったか分からなくなることもありました。
私は結果を出したくて、一生懸命その流れに乗ろうとしていました。
けれど心のどこかで、
「本当にこれでいいのだろうか」
「何か違う気がする」
そんな違和感も感じていました。
ある日、海へ散歩に行きました。
砂浜を歩きながら朝日を眺めていると、昇ってきた太陽の光があまりにも眩しくて、なぜか涙が溢れてきたのです。
自分でも理由は分かりませんでした。
ただ、その時ふと思いました。
「私は何者なんだろう」
「本当に私らしい方法が他にあるのではないだろうか」
と。
その日から私は少しずつ考え方を変えていきました。
無理に人脈を広げることよりも、まずは自分自身を整えることを大切にしようと思ったのです。
朝ウォーキングをする。
太陽の光を浴びる。
深呼吸をする。
自然の音に耳を澄ませる。
焦る気持ちが出てきても、自分に優しく寄り添う。
そして、
「きっと今の自分と同じ周波数のご縁は自然と訪れる」
そう信じることにしました。
すると不思議なことに、少しずつ流れが変わり始めました。
無理に追いかけなくても紹介が続くようになり、ご縁がご縁を繋いでくださるようになったのです。
もちろん何もしなかったわけではありません。
自分と向き合い、必要な行動は丁寧に続けてきました。
けれど以前との大きな違いは、「結果をコントロールしよう」としなくなったことでした。
量子力学では、この世界のあらゆるものは振動していると考えられています。
私たちの感情や思考もまた周波数として存在しています。
焦りや不安に支配されている時は、視野が狭くなり、本来見えるはずのご縁や可能性まで見えなくなってしまうことがあります。
反対に、自分自身を整え、流れを信頼できるようになると、不思議と必要な出会いや出来事が訪れることがあります。
自然界はそのことを教えてくれています。
風は流れ続けています。
波もまた流れに逆らいません。
鳥たちも空の流れを感じながら飛んでいます。
自然は無理をしていません。
だからこそ美しく調和しているのです。
過去を振り返ると、私は足掻けば足掻くほど空回りしていました。
けれど、力を抜いて自然の流れを信頼し始めた頃から人生は少しずつ動き始めました。
今こうしてたくさんのご縁をいただき、必要としてくださる方と出会えることをとても幸せに感じています。
そして何より感謝の気持ちでいっぱいです。
もし今、頑張っているのに結果が出ないと感じているなら、一度立ち止まってみてください。
もしかしたら必要なのは、さらに頑張ることではなく、何かを手放すことなのかもしれません。
自然が教えてくれるように、流れを信頼すること。
その先に、あなたらしい人生の扉が静かに開いていくのだと思います。